
クリックとドラッグ&ドロップだけでサイトが作れるサイト構築サービスWix、Weebly、Strikingly、Jimdo
サイト構築サービスはたくさんありますが、今回はスタートアップ系をピックアップしました。
JimdoとWix、WixとWeeblyなど2サービスの比較記事は多くありましたが、4サービスいっきにざっくり比較します。
どのサービスもコンセプトはHTML、CSSの知識なしで、スタイリッシュかつモバイル対応のサイトがさっと作れる、ということなので、
HTML、CSSがある程度使えたり、こだわりをもって細かくサイトを作りたいひと向けではありません。
(Strikinglyは、モバイルファーストなスマホ向けのサイト専門です)
どのサービスでも、クリックとドラッグ&ドロップだけでサイトが作れます。
現在はどれも日本語対応されています。ただし対応具合は結構差があります。
また、Wix以外はどれも、スマホアプリがあります。
もちろんサイト編集用。すごいですね。
中でも、WeeblyとJimdoのスマホアプリはほぼ日本語対応しています。
Jimdo公式アプリ紹介ページ
Weebly公式iPhoneアプリ
Weebly公式GooglePlayアプリ
各サービスについて、イスラエルのベンチャー初だとか、世界での運営サイト数とかそういう説明は省いて、
独断と偏見で4サービスのメリットデメリットをざっくり比較をしていきます。
なお、すべて2015/4/10時点の状況です。
独断と偏見でさっくり各サービスの良いところと悪いところをご紹介
良いところ | 悪いところ | Wix |
---|---|
・テンプレートが豊富。 ・サイト編集時の「できること」が多い ・マニュアルは細かくカテゴライズされて結構充実している。チャット形式でサポートに気軽に聞け、他ユーザーのチャットも一部公開されている |
・日本語はMSゴシック・明朝とメイリオしか使えない(メイリオが使えたら十分という意見もあります) ・公式サイトの日本語化が中途半端 |
Weebly | |
・テンプレートからのカラーパターンが非常に豊富 ・できることも多い。 ・HTML、CSSの直触りもできる ・安い |
・いろいろできるのに、逆にちょっとした、「できない」ことがある (コンセプトからはずれるけど、そのいーっとなる感覚は触ってもらえればわかる・・・!) |
Strikingly | |
・スタイリッシュ ・ペラサイトしか作れないけど、逆にそこが他のサービスと一線を画す ・「メニュー」=「セクション」としてクリックするとスライドしていく形 |
・テンプレートが少ない 実際作られたサイトからそのサイトが使用したテンプレートに移ると、違いすぎてびっくりする ・ペラサイトのみなので、拡張性はほぼない |
Jimdo | |
・KDDIウェブコミュニケーションズによるサポートとコミュニティーがとにかく充実 ・この4サービスの中で最も日本語が扱いやすい (逆に言うと、どれも海外発祥なので、日本語がとても扱いづらい) 最上位プランだとモリサワフォントが使える |
・ テンプレート170以上と豊富。 登録前は20個ぐらいしかないように見えるが、登録してログインしてサイト編集画面に進むと、かなり多くのテンプレートが選べるようになった |
悪いところに書いたこともでも、ケースによってはデメリットにならないこともあります。
例えば接続ドメイン数について、1つあれば十分というケースなら、1アカウントで接続できるドメイン数が少なくても「悪いところ」になりえないですね。
またこの4サービスの中でWixだけは有料プランでもHTMLとCSSの自己操作、埋め込みは一切できないようです。
ですが、
そもそもHTML、CSSの知識がなければこのことはデメリットになりませんし、HTML、CSSの直書きでできることのほとんどは、ドラッグ&ドロップでできる、とFAQで言っています。
料金比較
サブドメインで(XXXX.wix.comなど)使うならどのサービスも無料です。
独自ドメインを接続、容量、および転送量にスポットを当てて比較します。
表中の「帯域幅」ですが、各サービスの公式サイトで記載されているのは「Bandwidth」です。
複数の訪問者がサイトを同時に閲覧できる「総データ量」や月の転送量上限に関係します。
ページの大きさ(写真や画像が多いと転送データ量が大きくなる)に寄ります。
運用次第でアクセス数は変わるもので悩ましいところです。
※公式サイトの料金表示はドルであることもあるので、この表ではだいたいの金額、と考えてください。
サービス | ドメイン接続 最低料金 |
容量 | 帯域幅 |
---|---|---|---|
Wix | 450円/月 | 500MB | 1GB |
900円/月でも転送量制限2GB。1300円/月のプランで無制限 | |||
Weebly | 0円 | 無制限 | 記載なし |
フリー版でも外部で取った独自ドメインを接続できる(10サイトまで) アップロードできるファイルサイズがフリー版では10MBまでなどの制限はもちろんある。 プロ版でも800円/月。 無料で選べるテンプレも多いが、さらに凝ったものが有料で配布されている。 フリー版での機能の多さは群を抜いてすごい。 |
|||
Strikingly | 800円/月 | – | 50GB |
最低料金では機能制限が結構ある。現実的には1600円/月のプラン | |||
Jimdo | 11,340円/年 (945円/月) |
5GB | 記載なし |
上記プランで1ドメイン、最上位プランでも2ドメインしか使えないのが少し厳しい 月945円で優先サポート窓口が使えると思うと、初心者には嬉しいかも |
※Weebly公式料金ページ、および詳細説明ページは、ログイン後にアクセスできます。
こう見るとWeeblyの料金体系が圧倒的なコストパフォーマンスですね。
ですがWixやJimdoの手厚いサポートも魅力的です。
次回はもうちょっとつっこんでレビューするかもしれません。
なお、各サービスの情報は2015年4月13日現在のものです。
最新の情報が知りたい方は各サービスで確認してくださいね。
“HTMLの知識なしでもかっこいいサイトが作れる、サイト構築サービス4つ比較(Wix、Weebly、Strikingly、Jimdo)” への1件のフィードバック